涼拌麺(リャンバンメン)今から⼋⼗年以上も前、初めて世に出た冷やし中華はこう名付けられました。
当店「⿓亭」創業者四倉義雄の資料によると「昭和⼗⼆年、全国の業界に先駆けて、涼拌麺を開発し」
という記録が残されております。
当時の中華料理店では、現代とは違い冷房などもなく、油っこく熱いというイメージの中華料理は敬遠されがちで、
夏場の売り上げ減はとても厳しく深刻なものでした。 そこで、暑い中でも⾷べて頂ける冷たい麺料理の開発に取り組んだのです。
夏バテ防⽌に栄養のバランスを考え、 野菜をふんだんに使い、⾷欲増進に酸味を加え、試⾏錯誤の末に考案されたのが《涼拌麺〜冷やし中華》でございます。
以降、今では夏の⾵物詩となり、⻑きにわたり皆様に親しまれている冷やし中華。時代と共に代々受け継がれている職⼈の技、 ⿓亭ならではの元祖の味を是⾮⼀度、ご賞味下さいませ。
龍亭の冷し中華は、生のオレンジとレモンをたっぷり使った爽やかな酸味と甘みが感じられる自家製だれがこだわりです。 お酢の尖った酸味は一切なく、柑橘類の果物の甘酸っぱい香りが広がります。
龍亭の冷し中華は、具材と麺を別に盛り付けております。お好きな食べ方をお楽しみください。
もちろん具と麺を一緒に口に運び、調和を楽しんでも良し。
具材を前菜としてお召し上がりになり、締めとして麺の旨みを味わうのもおすすめです。
龍亭の冷し中華は、1年を通して同じ味をご提供しているわけではございません。
季節に応じて気温や湿度、体調などが変化することを前提に、麺や具材、自家製だれの味わいにも絶妙な変化を加えております。